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里山里海の魅力 古民家で 七尾に「わくわく自然科学館」 - 中日新聞

自然の解説パネルなどが並ぶ部屋で、新しい企画をPRする登美鈴恵館長(左)と千葉保子さん=七尾市のわくわく自然科学館で

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きょうから「こども博士育成」企画

 古民家を拠点に、子どもに能登の里山里海の価値を伝える一般社団法人「わくわく自然科学館」が七尾市で設立された。元教員の有志らがスタッフとなり、自然観察や体験会などを企画する。登美鈴恵(とみすずえ)館長は「世界農業遺産にも認定された地元の環境を学び、自然を適切に利用し共存できる人に育ってほしい」と期待を込める。(中川紘希)

 同市西三階町の民家。和室には、能登の虫の標本や写真、自然現象の仕組みや生物の体について紹介する手作りパネルがところ狭しと並んでいる。登美館長が十年以上前から空き家になっていた実家を科学館として活用した。

 家は山林や田畑に囲まれた同市高階地区に位置する。登美館長は「目の前に教材がある」と語る。四月に一回目の企画として、付近の二宮川の土手などを地元の小学生が探索し、見つけた植物についてスタッフが解説した。夏休みには自由研究の相談室を行い、十月は同市の能登島でウミホタルなどの観察会を開いた。

 活動を本格化させようと、八日から「里山里海こども博士育成プログラム」という企画を始める。来年秋までに全三回、同市の児童十五人程度が集まり、「こども博士認定」を目指し、大学教授や植物の研究者の指導を受ける本格的な内容だ。登美館長は「ただ楽しい体験ではなくて、科学的な探究を深めてほしい」と話す。

 登美さんは昨年九月に閉館した七尾市少年科学館の館長だった。ノウハウを生かし活動を継続させようと、スタッフだった千葉保子さんや協力者数人と法人組織を設けた。

 新しい科学館は準備段階で不定期で開いているが、今後は土日などに定めて開くことを考えている。登美館長は「将来的には子どもにも調査してもらったり、能登の環境を国外に発信してほしい」と夢を語る。科学館の問い合わせは登美さん=電090(2378)7779=へ。

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December 08, 2019 at 03:11AM
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