福島医大は26日、来年4月に開設される保健科学部の学部長に、新医療系学部設置準備室長で同大医学部整形外科学講座教授の矢吹省司氏(58)が就任すると発表した。保健科学部の設置認可を受けた記者会見で明らかにした。
記者会見には竹之下誠一理事長・学長と安村誠司理事・副学長、矢吹室長が出席。竹之下理事長は保健科学部の設置が決まったことについて「医大は医学部、看護学部と合わせ、3学部6学科の医療系総合大学に進化する」と意義を強調。「医学部や看護学部の学生との合同授業も取り入れる。チーム医療の一端を担い、県内の医療技術者のリーダーとなる人材を養成していきたい」と意欲を語った。
福島医大の新学部設置は、1998(平成10)年に開設した看護学部以来。入学定員は理学療法(40人)、作業療法(40人)、診療放射線科(25人)、臨床検査(40人)の4学科計145人で、収容定員は4学年で計580人。教員は67人で、開設に合わせて全国から招くなどした。
JR福島駅から徒歩約5分に位置する旧コルニエツタヤ跡地に地上8階地下1階の校舎を建設している。来年1月末に完成予定。
「復興支える学生来て」
初代保健科学部長に就任する矢吹省司新医療系学部設置準備室長(58)は26日の記者会見で「地域医療を担い、健康の面から復興を支える医療技術者を養成する」と意欲を語った。
―復興を支える人材育成について。
「学部は震災から10年の節目にスタートする。新入生には震災について知ってもらいたい。東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れ、何が起こったのか感じてもらう授業を組み込んでいる」
―チーム医療のほか、がん医療を重点分野に掲げる。
「がん患者のリハビリテーションについて理学療法、作業療法両学科で重点的に教育する。また県内の子どもの甲状腺検査には多くの臨床検査技師が関わっているので、臨床検査学科では甲状腺の超音波検査の習得に力を入れる」
―1988(昭和63)年に大学が現在地に移転して以来、33年ぶりにその一部が街中に帰ってくる。
「学生は市民と触れ合う機会が増えることで、高齢者の問題などにもじかに触れる機会が増えるのではないかと期待している。学部には交流スペースもつくる」
―どのような生徒に入学してもらいたいか。
「小学生の時に震災を経験した今の高校生は、復興に関わりたいと考える人が多いと聞く。福島の復興を健康の面から支えたいと考える学生に来てほしい」
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October 27, 2020 at 06:58AM
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