その原因のひとつに、化学物質によるホルモンバランスの乱れがあると指摘するのは、アメリカで「健康のパイオニア」と呼ばれるアン・ルイーズ・ギトルマンだ。内分泌を乱す危険な化学物質と、それらの“太る毒素”を減らす方法、排出する方法を聞いた。
※本稿はアン・ルイーズ・ギトルマン著『カラダが脂肪燃焼マシンに変わる 代謝革命ダイエット』(かんき出版)より、一部を抜粋編集したものです。
肥満の原因になる化学物質
太る原因になるのはカロリーだけではない。
身の回りにある毒素も、代謝を下げる一因になっている。代謝が毒に汚染されるとホルモンの働きが乱れ、体内の炎症が増加する。その結果は、肥満や、さまざまな深刻な病気だ。
今の時代、どんなに気をつけていても、毒素を完全に体に入れないようにするのは不可能だ。特にやっかいなのが人工のホルモン剤で、それらは自然のホルモンと同じ構造なので、体にすんなり入ってきて生殖機能や代謝機能に悪影響を及ぼす。
それに携帯電話の電波などの見えない敵も、知らないうちにDNAに害を与えている。現代人の体内にある化学物質は、祖父母の時代に比べて3万〜5万種類も増えているという。毒素は身の回りのいたるところにある。空気や水、食べ物、処方薬、そして日用品にも毒素が含まれている。代表的な毒素は次の通りだ。
・内分泌を乱す化学物質
・重金属(アルミニウム、鉛、銅、水銀など)
・生体毒素(寄生虫やカビ)
・工業化学物質(グリホサートなど)
毒素になるべく触れないように気をつけることはできるが、身の回りから完全に排除するのは不可能だ。そこで、体内に入った毒素をきちんと排出することが重要になる。
現代社会に存在する化学物質の多くは、まとめて「オビソゲン」と呼ばれている。オビソゲンとは「オビース(肥満)」の原因になる物質という意味で、体内に入るとエストロゲンと同じような働きをする。
オビソゲンは「水道水」や「食物」「処方薬」「プラスチック」「衣類」など、身の回りのあらゆるものに含まれている。
体に与える影響はさまざまだが、メタボリック症候群やエストロゲン優位、消化器系の不調、疲労、甲状腺機能の低下、アレルギー、肌荒れ、テストステロンの減少、慢性のカンジダ感染症、性機能障害、思春期早発症(早すぎる第二次性徴)、各種がん(子宮体がん、卵巣がん、乳がん、前立腺がん)などが主な症状だ。
新生児からも工業化学物質や環境汚染物質が
「環境ワーキンググループ」は、内分泌を乱す化学物質のうち、特に悪質な12種類をリストにしている。
1 BPA(缶詰、プラスチック)
2 ダイオキシン(加工食品、特に市販の畜産品)
3 アトラジン(除草剤。水道水に入っていることが多い)
4 フタル酸エステル(プラスチック、PVC、香料、ボディケア用品)
5 過塩素酸塩(ロケット燃料。水道水に入っていることが多い)
6 難燃剤(衣類、カーペット、ソファ、寝具)
7 鉛
8 ヒ素
9 水銀
10 過フッ素化合物類(くっつかない鍋やフライパン、撥水加工した衣類、家具、カーペット)
11 有機リン系農薬(ノンオーガニック食品)
12 グリコールエーテル(洗浄剤)
内分泌を乱す化学物質を避けるいちばんの方法は、プラスチック製品をできるだけ使わないようにすることだ。成分表には必ず目を通すことが大切だ。
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September 18, 2020 at 08:00AM
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