10日の東京株式相場は株価指数が方向感に乏しくなっている。米テクノロジー株高から半導体関連が高いほか、医薬品や情報・通信も堅調。半面、銀行や鉄鋼など直近上昇が目立った業種や建設株は安い。
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〈きょうのポイント〉
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東海東京調査センターの仙谷誠マーケットアナリストは、為替が1ドル=107円台になったことなどが株価に響いたとしながらも、株価が2カ月半で急ピッチで戻る中で「まだ買えていない投資家もいる、買い戻しの余地は含まれた環境」と話した。
円高懸念から朝方は内外需とも売りが先行して日経平均は一時190円安まで下落したが、米ナスダック最高値を受けた半導体関連が支える格好でじりじりと下げが縮小。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中でアジア時間10日の米S&P500種Eミニ先物が上昇して両指数ともプラス圏に浮上する場面もあるなど、方向感に乏しかった。
米国時間10日はFOMC最終日にあたり、声明と経済予測の発表、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見が行われる。いちよしアセットマネジメントの秋野充成取締役は「今晩のFOMC結果は重要。足元で株価はバブル的な動きになりつつあるものの、実体経済の先行きが不透明な中では緩和トーンを下げることは難しいだろう」と話していた。
- 東証33業種では鉱業や鉄鋼、不動産、保険、銀行が下落
- サービスや化学、精密機器、医薬品、情報・通信は上昇
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June 10, 2020 at 05:52AM
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日本株は化学や精密高い、銀行や建設安い-指数方向感乏しい - ブルームバーグ
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