石油化学＝6月1～5日：芳香族製品が一段高、原油の堅調さで｜週間サマリー｜マーケットニュース｜マーケットニュース - リム情報開発

【アロマティクス】

　アジアの芳香族製品相場は原油相場に連動して推移した。週前半には水準を切り上げたものの、後半にかけては一時弱含んだ。またパラキシレンは原油やナフサとの価格差が縮小していたことから、割安感が強まる場面がみられた。

【オレフィン】

　北東アジア着のエチレン相場は、供給の品薄感を受けて強含んだ。品薄感を強める一因として、台湾フォルモサ石油化学（FPCC）の第2ナフサクラッカーが1日に停止したことが挙げられている。当週の商談では、7月品が730ドルで成約されたとの情報が伝えられた。

　アジアのプロピレン市場は、いずれも強含んだ。

　北東アジア市場では、中国国内相場が堅調に推移したことを受け、売り手が強気な姿勢を見せており、相場の基調が強まった。

　韓国積みでは、定修が相次いでいるうえ、一部メーカーのプロピレン供給に不足が生じしており、スポット玉を買い付けているなか、需給引き締まり感がある。

　東南アジア着は売り買いの唱えが薄く、静かな商況となった。

　アジアのブタジエン相場は、いずれも弱含んだ。

　北東アジア市場では、供給潤沢感がある一方、需要に強さが見られないなか、相場の基調が弱まった。域外品の売りものが多いうえ、アジア域内メーカーにも販売余力があるなか、供給に潤沢感が強い。

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June 08, 2020 at 05:18AM
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