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ニッセンケン、日本初のZDHC認定試験機関に 化学品の安全性を審査・分析 - 環境ビジネスオンライン

ニッセンケン品質評価センター(東京都台東区)は1月30日、有害化学物質の環境排出ゼロを目指す有志企業連合「ZDHC」の認定試験機関として、日本で初めて認定されたと発表した。今回の認定により、ZDHCの情報提供だけでなく、ZDHC-MRSL(製造時規制物質リスト)対象物質の分析試験、合否判定、証明書発行業務が対応可能となる。試験受付は2020年4月から開始予定。

ZDHC財団(Zero Discharge of Hazardous Chemicals)は、グリーンピースのデトックスキャンペーンである従業員の安全・製品安全・環境負荷ゼロに対応し、2011年にオランダで設立された有害化学物質の環境排出ゼロを目指す有志企業連合。

同社は2000年から、欧州以外で唯一、繊維の安全証明「エコテックス(R)」認証機関として、有害化学物質の分析検査・認証業務・情報提供を行ってきた。エコテックス(R)国際共同体がZDHCの加盟メンバーであること、また同社の実績が認められ、今回の認定に至った。今後、化学品メーカーの染料、薬剤、仕上加工剤などの安全性を、書面審査/分析試験(適合性判断)する活動などを行う。

なお、ZDHC-MRSL(製造時規制物質リスト)に含まれる化学物質は、界面活性剤、塩素化ベンゼン/トルエン、色材(発ガン性、アレルギー等)、難燃剤、有機溶剤、塩素化フェノール、有機スズ、多環芳香族、フッ素化合物、可塑剤、重金属、VOC。

ZDHC-MRSL適合性レベル

ZDHC-MRSL適合性レベルは下記の通り。今回の認定で、同社はレベル1の認定試験機関になった。エコパスポート認証を取得していると、セルフアセスメントをすることでレベル2に該当。

024089-2

レベル3:下記+製造工場での実地監査
レベル2:下記+管理システムの確認
レベル1:書面審査、又は分析試験で確認
レベル0:MRSL適合を自主宣言(SDSに自主記載)

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February 03, 2020 at 12:44PM
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