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水害体験施設を新設へ 名古屋市下水道科学館 - 中日新聞

災害体験施設のイメージ図。水圧で開きにくくなったドアを想定した展示物(左)と、水で歩きにくくなった道路を想定した施設(右)=名古屋市上下水道局提供

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 名古屋市が水害を体験できる施設を市下水道科学館(名古屋市北区名城一)に新設することが分かった。近く発表する。冠水して歩きにくくなった道路を想定したプールのほか、浸水による水圧で開きにくくなったドアを模した展示物などを設ける。市上下水道局の担当者は「体験を通じて、災害に備えてもらうきっかけにしてほしい」と話している。

 費用は科学館内にある他の展示の改修も含め、六千六百万円。二月十日から科学館を休館とし、約一カ月の工事期間を経て、三月二十日に新しい施設の展示を始める。リニューアル後も無料で入場できる。

 市上下水道局によると、水害の体験施設を設けるのは館内の西部分。ボールを敷き詰めた長さ数メートルのプールでは、冠水して歩きにくくなった道路と似た状況をつくり、そこを来館者に歩いてもらう。重くて開きにくいドアも設け、浸水の水圧による影響も体感できる。

 このほか災害用の水のうの作り方を紹介したり、側溝や雨水ますにたまった落ち葉やごみを取り除いたりするなどの身近な水害対策を伝えたりする。市内のハザードマップも展示する。プールに敷き詰めるボールの大きさなど展示物の詳細は今後、決める。

リニューアル後の市下水道科学館の入り口付近のイメージ図=名古屋市上下水道局提供

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 科学館は一九八九年に開館。今回の改修では水害の体験施設だけでなく、下水道や下水処理施設の仕組みを紹介する展示物のリニューアルなどもある。

 市内は五九年の伊勢湾台風や、二〇〇〇年の東海豪雨といった大規模な水害にたびたび見舞われている。市上下水道局の担当者は「子どもなど災害を体験していない世代にも興味を持ってもらい、対策を始めてもらうきっかけになれば」と話している。

 (清水裕介)

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January 14, 2020 at 03:04AM
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