神奈川県藤沢市は30日、昨年ノーベル化学賞を受賞した旭化成名誉フェローの吉野彰氏(72)に鈴木恒夫市長から名誉市民の称号を贈る顕彰式を行った。

吉野氏は、研究開発と実用化に長年携わったリチウムイオン電池が携帯電話や自動車に活用されている現在から、さらなる応用が予測される未来社会について記念講演。

吉野氏は大阪府吹田市出身だが、神奈川県内にある旭化成の研究所に勤めたことなどから、藤沢市に40年以上住んでいる。(共同)