【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は軟調。前週の取引では米国ベンゼン相場の急騰を受けて連動高となっていた。上昇が一服する一方で、アジアの供給潤沢感が重しとなり、上値の重い展開となっている。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は原油相場の動きを映し小幅強含みとなった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は下落した。誘導品の採算が悪化しているため、買い気が後退したことを受けた。当週の商談では、700ドル台半ばから後半で複数の成約があったと伝えられた。成約されたカーゴにはアジア品と域外品が含まれるもよう。一方、需要家が買付けを希望する水準は700ドル台前半だが、買い急ぐ場合は700ドル台後半でも買付けに応じるのではとの見方が寄せられている。
アジアのプロピレン市場は、いずれも強含んだ。
北東アジア市場では、供給にタイト感が強いなか、売り手が販売を急がない。一方、中国需要家が輸入品の売り物が少ないことを受け、国内で必要玉を買い付けており、国内相場が支えられている。こうした状況下、売り買いの商談水準がもう一段と上昇した。
韓国では、ロッテケミカルが9月着の買付入札を実施した。
アジアのブタジエン相場は、いずれも強含んだ。
北東アジア市場では、域外品の売り物が減っているうえ、アジアメーカーにもスポット玉の販売余力がないなか、供給に引き締まり感がある。一方、需要家は依然としてスポット玉に買い気を見せており、相場が押し上げられた。
東南アジア市場では、タイPTTGCが8月23~25日積みを対象に販売入札を実施した。
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August 10, 2020 at 10:30AM
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石油化学=8月3~7日:エチレン軟化、誘導品安で需要低迷|週間サマリー|マーケットニュース|マーケットニュース - リム情報開発
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