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石油化学=8月24~28日:ブタジエンが上昇、品薄感が強い|週間サマリー|マーケットニュース|マーケットニュース - リム情報開発

【アロマティクス】

 韓国積みのベンゼン相場は週半ばまで堅調に推移する場面がみられた。米国、中国向けの相場にけん引された格好だ。ただ、中国のベンゼン在庫は高水準で推移しており、上値の重い状況が続いている。北東アジア着のパラキシレン相場は小動きとなった。供給の潤沢感が上値を抑える一方、原料コストの指標となるナフサとの格差は縮小しており、上下ともに値幅は限られている。

【オレフィン】

 北東アジア着のエチレン相場は小幅上昇した。売り気が後退していることを受けた。日本品の売り物は姿を消しつつあり、商談可能なカーゴは欧米品などに限定されるもよう。当週の取引では、韓国の石化メーカー1社が入札を通じて9月後半着のカーゴを買い付けた。価格は、北東アジア着市況に対し20ドルをわずかに下回るプレミアムだったと聞かれる。

 アジアのプロピレン市場は、いずれも小幅ながら強含んだ。

 北東アジア市場では、週前半まで輸入品の供給に引き締まり感が強く、相場は強基調に推移した。しかし、週後半は中国品の供給に潤沢感があることが意識され、相場の基調が弱まった。ただし、全体的に商談が薄く、静かな局面となった。

 東南アジ市場では、9月着の交渉が一巡しており、10月着の商談は時期尚早感から様子見ムードが強まった。

 アジアのブタジエン相場は、いずれも強含んだ。

 北東アジア市場では、供給が依然として引き締まっており、売り手が強気な姿勢を見せている。一方で多くの需要家は9月着の買いを終えているが、必要玉を手当てできていない買い手は売り手に追随せざるを得ない。こうした状況下、成約水準がもう一段と高くなった。

 東南アジア市場では、ほとんどのメーカーが9月積みの販売を終えており、10月積みの販売を急がない。

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August 31, 2020 at 07:05AM
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