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<おうちで考楽>(8) 科学実験 体験 飯田支局・飯塚大輝 - 中日新聞

実験で子どもらに科学の楽しさを伝える三浦さん(左)

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超能力ふりこの作り方と遊び方=南信州飯田おもしろ科学工房提供

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へんてこコマの作り方、遊び方=南信州飯田おもしろ科学工房提供

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★ふりことコマ

 休校が続き、外で自由に遊べない子どもたち、家で子どもの面倒を見る大人たち。親子のお家(うち)時間を少しでも楽しく過ごすために、家にあるもので作れて、気軽に科学を学べる魔法のおもちゃを紹介します。教えてくれたのは、飯田市で子ども向けに科学実験を教える南信州飯田おもしろ科学工房の三浦宏子さんです。

 一つ目は、超能力で物を動かす気分?が味わえる「超能力ふりこ」。用意するのは、肩幅より少し長い棒と長さの違う三本の糸だけ。棒は新聞紙やチラシをねじって作っても大丈夫。

 縫いぐるみや五円玉など、同じくらいの重さ、大きさの物三つを、それぞれ糸の端に結び付け、もう一方を棒に結び付けたら完成。どれか一つの糸に心を集中して棒を揺らすと、あら不思議。その糸だけが大きく揺れ、振幅の異なる他の糸は揺れない。注意点は一つだけ。「割れ物は使っちゃダメ。叱られます」(三浦さん)

 二つ目は、「どんな形でも回ってしまう」、その名も「へんてこコマ」。必要なのは菓子箱や段ボールなどの厚紙と、穴を開けるためのとがったもの、糸、そして五円玉など糸の先に付ける重りだけ。

 好きな形に切った直径十センチほどの厚紙の端に二カ所、つまようじより少し大きい穴を開ける。そして、つまようじに糸で重りをつるし、穴に差し込む。つまようじを持って厚紙と糸を揺らし、揺れが収まったところで、糸に沿って厚紙に線を引く。二つの穴の線が交わる点、つまり重心につまようじを差し込めば完成。星形でもハート形でも、重心に軸があれば、不思議とコマのバランスが取れる。

 実験に必要な道具や作り方はあくまで参考。三浦さんは「代わりに何を使ったらできるか、うまくいかなかったらどうすればいいか、考えることが大切です」と話す。「学校が休みの今がチャンス。ゆっくり、納得いくまで考えて楽しんでね」

★心を落ち着けて

 ハリー・ポッターシリーズを読んで育った記者も早速、実験で魔法使い気分を味わってみることにした。

 まずは「超能力ふりこ」。新聞紙見開き一枚をねじって棒を作り、五円玉三枚を糸で結び付ける。一つの重りに集中して揺らしてみたが、念じているのとは違う重りも揺れてしまう。

 三浦さんの「素直な気持ちで。邪念があるとできない」との助言を胸に、邪念だらけの心を落ち着けて揺らすこと一分弱、「できた! 見て見て!」。ようやく成功し叫ぶ記者。それを冷めた目で見つめる同僚。魔法の力は大人も子どもにしてしまうようだ。

 続いて「へんてこコマ」にもチャレンジ。段ボールの切れ端で作ったコマは左右対称とは程遠い出来だったがクルクルと良く回り、重心の重要性が理解できた。遊んでいるうちに穴が広がってしまうので、つまようじと厚紙をセロハンテープや接着剤などで固定するのがオススメだ。

 南信州飯田おもしろ科学工房のホームページ(www.i−kagaku.net)には、段ボールで作る空気砲など、簡単に、かつ楽しくできる実験がたくさん紹介されている。子どもも大人も、巣ごもりのお供にぜひやってみてほしい。

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May 11, 2020 at 03:08AM
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