住友化学は1日、オーストラリアの農薬大手ニューファームの南米事業の買収が同日付で完了したと発表した。買収金額は約670億円。世界最大の農薬市場であるブラジルを中心に、大豆向けの自社製農薬などを拡販する。買収を通じて南米地域での農薬関連の売上高を、現在の年300億円規模から2025年度ごろに2000億円近くまで増やしたい考えだ。
規制当局などの審査が終わり、ニューファームのブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビアにある計4つの南米子会社の買収が完了した。4社は現地に販売拠点や工場を持つ。
住友化学は16年にブラジルに研究開発拠点を開設するなど、南米事業を強化している。20年以降には自社製の農薬を現地市場に投入する予定だ。開発から製造・販売までを一貫して現地で手掛ける体制を整え、世界最大市場の開拓を急ぐ。
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April 01, 2020 at 03:39PM
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住友化学、豪農薬大手の南米事業の買収完了 670億円 - 日本経済新聞
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