
三菱ガス化学は2022年をメドに、グループ子会社がタイで生産する半導体パッケージ用の樹脂の生産能力を増強すると発表した。データセンターや次世代通信規格「5G」向けの電子機器などで半導体の需要が増えており、生産能力を増やして事業を拡大する。タイの既存の工場に新たな設備を導入する。10月に着工し、22年4月の稼働を目指す。
生産能力を増強するのは三菱ガス化学が開発したビスマレイミド・トリアジン樹脂(BT樹脂)。同社が世界でトップのシェアを持つ。半導体チップを外部から保護し、プリント基板からの電気信号をチップに伝える半導体パッケージに使用する樹脂で、5Gで使用する高周波電波に対応するため需要が広がっている。
同社は国内では福島県西郷村にBT材料の生産拠点を持つが、東日本大震災を受けて事業継続計画(BCP)の観点から13年にタイの拠点を稼働させて2拠点で生産してきた。主に日本では少量品、タイでは量産品を生産している。量産品の製造設備を増強し、世界で広がる半導体需要を取り込む。増強能力や現在の生産量は非公表。
三菱ガス化学によると、19年末から世界的に半導体関連材料の工場で高稼働の状況が続いている。新型コロナウイルスで世界景気が減速しているなか、在宅勤務による通信量の増加でデータセンターへの投資や今後の5Gのエリア拡大で、半導体需要が伸びるとみている。
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April 15, 2020 at 03:48PM
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三菱ガス化学 タイで半導体関連樹脂を増産 5G需要狙う - 日本経済新聞
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