三菱ガス化学は5日、グループで約46%の株式を保有する日本ユピカを連結子会社にすると発表した。TOB(株式公開買い付け)を6日から実施し、出資比率を3分の2以上に引き上げる。日本ユピカは樹脂材料に強みを持ち、三菱ガス化学と原料の供給や販売面で関わりが深い。子会社化で意思決定のスピードなどグループ経営の効率化を図る。
TOB価格は1株あたり3000円(5日終値は2051円)で、取得額は約26億円を見込む。買い付け期間は3月23日まで。TOB成立後は日本ユピカは上場廃止となる見通しだ。
日本ユピカは東証ジャスダック上場で、三菱ガス化学と東洋紡績(現東洋紡)が1977年に設立した。浴槽やボートの材料になる不飽和ポリエステル樹脂などを製造している。
三菱ガス化学は工場でビッグデータ解析や人工知能(AI)による生産の効率化を進めている。連結子会社化で日本ユピカにも導入するなど事業基盤の強化を図る。
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February 05, 2020 at 05:53PM
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三菱ガス化学、日本ユピカを連結子会社に 経営効率化 - 日本経済新聞
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