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科学楽しめるカフェが長浜に開店 理数系の古書、顕微鏡並ぶ - 中日新聞

ルーペ舎の前に立つ河嶌さん=長浜市宮前町で

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 理数系の専門書や、顕微鏡などの理科の実験器具に囲まれながら、一息つける独特なカフェ「古書&Cafe Loupe(ルーペ)舎」が、二月中旬に長浜市宮前町にオープンした。“隠れ家”的な魅力で、ひそかな人気を集めている。

 オーナーを務めるのは、県立愛知高等養護学校の教員として、昨年三月まで理科の授業を担当していた河嶌敬治さん(66)。古本巡りが好きだったことから、定年退職を機に、自ら古本屋を立ち上げることにした。

 長浜八幡宮の鳥居近くで営業していた「さざなみ古書店」が空き店舗になることを昨年に知り、知人の紹介で、店舗をそのまま活用することに。「カフェも併設しない?」と妻の和子さんから提案があり、一階を古本と理科の実験道具に触れるスペースにし、二階にカフェを作った。

 河嶌さんは無類の科学好きで、店名には「小さな世界をのぞいて、大きな発見をしよう」という思いを込めた。店内には、微生物に関する参考書や、小学生から高校生を対象にした算数や数学の教本などを中心に、人文や教育などの分野も含めた約三千冊を置いている。また、本棚の合間を縫うように、顕微鏡を設置。店内で保管されている細胞性粘菌や変形菌などを、これでのぞいて観察できる。

2階のおしゃれなカフェ=長浜市宮前町で

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 二階のカフェには、カーペンターズや吉田拓郎さんらの名曲が流れ、レトロな雰囲気の中でコーヒーやトーストを味わえる。ステンドグラスの窓や、ぬくもり感ある照明、木製の扉や柱、ブロック模様の壁紙などのインテリアは、「趣のある店内にしよう」と和子さんがこだわった。アメーバの集合体をかわいく描いたルーペ舎のオリジナルキャラクター製作にも関わり、マグカップにデザインするなど、カフェの知名度アップにも力を入れている。

 河嶌さんは「科学の面白さに触れてもらうきっかけとして、子どもも大人もまったり過ごせる、憩いの空間にしていきたい」と話す。

 ルーペ舎では今後、月に一度、家族で科学実験に挑戦できる催し「サイエンスカフェ」を開く予定。初回は三月十五日午後二〜三時半に開催。ペットボトルと小さなガラス玉を使って顕微鏡を作り、身近な植物を観察する。参加費は一人千六百五十円、中学生以下は千百円。申し込みは三月十日締め切り。定員は十人。五百ミリリットルのペットボトルと、はさみを持参する。(問)ルーペ舎=0749(22)5048

 (倉掛雅史)

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February 24, 2020 at 03:09AM
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