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創造性、科学、俊敏性を組織にもたらす デジタル変革のためのプラットフォーム - 日経ビジネス電子版 - 日経テクノロジーオンライン

 ServiceNowは、この変革を支える経営共通基盤となる。

 一般に企業では、マーケティングや営業、財務・経理、人事、ITなどの部門ごとに、それぞれの業務を支えるプラットフォームが個別に存在する。そして、多くの場合、これらの複数のプラットフォームに横断してアクセスしないと1つの業務プロセスを完遂できない。

 例えば、転勤に伴う業務プロセスを見てみよう。転勤の決定をトリガーに、人事システムでは勤務地の変更、セキュリティシステムでは入館証の登録変更や再発行、そして、経理システムでは住宅手当や交通費の変更といった処理を個別に行うことになる。

 ServiceNowは、いわば「Platform of Platforms(プラットフォームのためのプラットフォーム)」として、これら個別のプラットフォームをつなぎ、分散している処理を、あたかも1つのサービスとして利用できるようにする。

 具体的にServiceNowは、複数のプラットフォームをオーケストレーションするインテグレーションプラットフォーム、各プラットフォームが保持するデータを橋渡しするデータプラットフォーム、そして、その上で実行するアプリケーションを素早く構築するための開発プラットフォーム、さらに連携させた各プラットフォームの統合レポーティングプラットフォームの機能を持つ(図2)。

図2 ServiceNowのアーキテクチャ

図2 ServiceNowのアーキテクチャ

複数プラットフォームの機能をオーケストレーションするインテグレーションプラットフォーム、各システムが分散保持するヒト・モノ・カネのデータを統合するデータプラットフォーム、必要なアプリケーションの迅速な実装を実現する開発プラットフォームとしての役割などを担う
(図はクリックで拡大表示できます)

 「これらの機能によって、ムダな業務を廃したり、複数業務をマージして効率性を高めたりしながら『業務プロセスの整流化』を図り、それを部門横断の業務ワークフローとして構築することが可能になるのです」と村瀬氏は解説する。

 前述した転勤のケースなら、当該の従業員がServiceNowにアクセスするだけで、必要な各部門への変更申請を一括で行えるようになり、これまで煩雑だった雑務から従業員を解放。創造性を発揮するための基礎を築くことができる。

 同時にServiceNowのデータプラットフォームは、企業内に散在しがちなヒト・モノ・カネにまつわる貴重な経営データをつなぐ。そのデータをServiceNowのダッシュボード上で可視化・分析することで、様々なビジネス上の意思決定を科学的に行えるようになる。

 さらに、アプリケーション開発は、一般的なコーディング(プロコード)のほか、いわゆる「ノーコード」や「ローコード」で行える開発環境も提供。GUI画面上でウィザード形式により、メニューを選んだり、部品をドラッグ&ドロップするだけでWebアプリケーションやスマホアプリを簡単に設計・実装していくことができる。これにより、ベンダーに外注することなく、必要なシステムを俊敏に実装していける。

 「こうして、ServiceNowは創造性、科学、俊敏性の3つを企業にもたらすことができます」と村瀬氏は強調する。しかも、各部門が利用している既存のプラットフォームは、レコード層のクリティカルなシステムとして維持し、新たにリプレースする必要もない。この点を現実的な選択肢として評価し、ServiceNowを導入する企業も多いという。

 2025年の崖と呼ばれる時限付きデジタル変革を成功させ、デジタル社会の勝ち組になるには、ハード・ソフト両面で脱レガシーを実現するServiceNowのプラットフォームが必要となるはずだ。

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January 16, 2020 at 10:50PM
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